基本-親波10
2016年ドル円チャートです。
■4時間足
直近の連続陽線がたった1本の陰線で抜かれました。
どれを親波と考え、どうラインを引けばよいでしょうか?
■4時間足(検証)
親波を2つ考えました。
直近は右側のPの範囲の上昇波で緑△のラス押しと黄色△の第3波起点のラインを引きました。
左側のPの上昇波は右の親波よりも下をカバーしているので、ここにも緑△のラス押しと黄色△の第3波起点のラインを引きました。
■4時間足(結果)
右側の親波の黄色△の第3波起点に戻りを取って下げていき、左側の緑△のラス押しを下抜けたので、厳密にはここまで戻りを取らずに下げていきました。
(左側の緑△のラス押しのラインの位置が間違っているかも)
そして、最後左側の黄色△の第3波起点を下抜けてちょうどそこに戻りをつけて下げていきました。
2つの親波から引けるラインにまずまず反応したのではないでしょうか?
■総括
まずは、トレンドとレンジの区別をつけてトレンドが出ている波に対して、ラインを引いていくのが大事だと感じました。
重要なラインの一つは、ラス押し、ラス戻りでここを抜けてしまうとその波のトレンドが崩れます。
崩れたあとに押し戻りを取ると、第3波が出て親波の第3波との対決になります。
親波の第3波で戻されるケースも多いですが、1時間足レベルで第3波を抜けたときはチャンスかもしれません。
第3波の起点は重要ですが、第1波の特定ができないとなかなか分かりづらいかもしれません。
第1波がどこまで伸びているのかを把握することも大事だと感じました。
簡単ですが、以上です。