負けトレード検証1
損失になったトレードでも、「良い損失」と「悪い損失」があると言われます。
本ブログでは、
●良い損失
シナリオ、エントリーポイントの絞り込み、エントリータイミング、目標水準(指値)、ストップ水準(逆指値)が適切であり、回避不可能なトレードによる損失
●悪い損失
上記の要素の一部か全てに問題があり、回避可能だったトレードによる損失
と定義したいと思います。
今回検証するトレードがどちらだったのか、検証を進めていきたいと思います。
(的外れな検証の可能性もあるかもしれませんが、良質転化を狙っていきます!)
下図はある通貨の1時間足で、青印が買いエントリーポイント、青ダッシュドット線が指値、赤ダッシュドット線が逆指値ですが、直近高値までは到達したものの、それ以上伸びず損切りになりました。
まずはシナリオに問題がなかったか検証します。
①シナリオ
大きな下降波のネックライン付近まで戻してきており、そこから20EMAに押しを付けた形になりました。
押し目付近はちょうど、下降波の節目に当たる部分でもあり、そこから買うシナリオを考えていました。
買いの支援材料としては、20EMAの支持、EMAのゴールデンクロス、大陽線を起点としての波の半値付近の押し目であることから、買いを打って行ってもよさそうな場面でした。
ところが、下図の緑線のようにトレンドラインを引いてみると、なんとトレンドラインの外にいることが分かります。
本格的なトレンドならトレンドラインの内側で押し目を付けながら上昇してくはずですが、これは、トレンドラインを割り込んで怪しくなってきている状況でした。
トレンドラインを1本足すだけで、買っていくのはリスクが大きいと判断できるはずでした。
今回は、買いのシナリオを描いた時点で問題があったことが確認できました。
トレンドライン割れをしている以上、様子見か売りを模索する場面でした。
したがって、今回のトレードの損失は、「悪い損失」ということになります。。。